中国大連の開発区のとある印刷工場でお勤め中の
筆者がなんとなくと言いつつもたまに本気出した
りしなくもない勢いで書いてみたりする日記。
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印刷工場の見学の後で、工場の老板から食事のお誘いがあった。
着いた先は、天井の低い、いわゆる田舎料理の店。昼時とあって満員。 前の客が食べ終わるまで、外で待つこと10分ぐらい。 やっと部屋が空いて、皆で席に座る。 一人の金髪の外人が同席。その工場は新しい印刷機を導入したのだが、その印刷 機のメーカーから三名の技術者が派遣されてきたらしい。 印刷機というのは、大型で極めて精密な機械である。 いわゆる定番はドイツ製。確実に「億」は超える代物。何十年もかけて減価償却 するのだそうだ。 それだけに本国の本社から技術者が派遣されて来たのだろう。 中学校で習った英語を思い出しながら、あいさつ。 オランダから来たらしい。 「あなたも仕事で?」と訊かれ、思わず「対!」と応えてから「あ、違う。 Yes!」と言い直す。 結局は側にいた通訳の人に中国語で話しかけ、通訳してもらった。 中学・高校・大学と都合8年も英語を勉強してきても、基本的な会話すらできない。 日本の英語教育は本当に実績的じゃないよね・・・と打ちのめされる。 タダ飯を食わしてもらいながら文句を言えた義理ではないが、田舎海鮮料理、そ れも個性的なやつ中心、欧米人にとっては嫌がらせ以外の何物でもないライン ナップ・・・。 タコとか海腸とか貝の刺身、牡蠣フライ・・・。 オランダ人の技術者は上手に箸を使って食べていた。 昼間だからビールは無し。ジャスミン茶で乾杯。 仕事とは言え、こんな中国の片田舎で納品した機械の調整をしているなんて、そ のオランダ人も大変だなぁ・・と思った次第である。 PR
気がついたらもうすぐ日付が変わる時間です。
やっと本日の仕事が終わりました。 とある会社のパンフレットのデザインをしていたのですが、要求がダイナミック に変化するので、第三校にして全部のページのデザインを大幅修正しました。 こういう、なかなか収束していかない仕事はしんどいです。 今から寝て三時間後には、お義母さんとお義父さんを金州の駅まで迎えに行かな ければなりません。 戻ってきて一眠りしたいところですが、たぶん無理。 朝一番に会議があって、その後は大事なお客様の納品があるので、工場に立ち会 いに行かなければなりません。 デザインや企画などのクリエイティブな仕事は「本気を出す」必要に迫られるこ とが多くきついです。 お客様から渡される資料は、ほとんどの場合、不完全で、それをデザインとして 仕上げるためには、数多くのつじつま合わせをしなければなりません。この工程 が最も知力・体力・時間を使う仕事であり、本気を出さなければならない時でも あります。 このクリエイティブなモードになっている時、電話がかかってきたり、家族の邪 魔が入ると、普段温厚な私でもマジにキレそうになります。(キレるときもあり ます) つじつま合わせをうまくやれるかどうかは、その商品の品質を決めることと同義 です。 何も考えずに、ただ与えられた資料だけで、わからないところを適当にデザイン したのでは、中国人のデザイナーにそのまま丸投げしたのと同じです。その商品 の意味するところ、目的をよく汲み取り、効果的と思われる構成や仕掛けを考 え、デザインに反映させ、また指示されていない箇所については矛盾が無いよう に、なんらかの埋め合わせをする、これを「日本人同士なら事細かに説明しなく ても分かるよね?」的な感じで、うまくまとめることを私は期待されているわけ です。 このモードに入っているときは、頭はフル回転状態。 ネットで次から次へと検索して、素材や情報を集め、デザイン全体の見通しを立 てます。 本日は朝からそんなことをしていたわけですが、結局、見通しが立って、実際の 制作作業が始められたのは夕方5時過ぎ。デザインの完成が午前0時。 制作時間は7時間ですが、9時から夕方4時までの準備の時間は同じく7時間。 見通しが立つまでの準備の7時間は非常にきつかった。 今日は幸いにして停電がなかったのでよかったですが、もし停電でもあろうもの なら、マジギレでしょうねぇ。 先ほど、妻がトイレの際、私のこと心配して仕事部屋にやってきました。 さて、少し仮眠します。
妻のママとパパがやってきます
もちろん孫に会いに・・・ 明後日の朝には4時起きして金州の駅まで迎えにいかなくてはなりません。 お義父さんは一週間ぐらい滞在予定。 お義母さんは冬の間滞在予定。 妻はお義母さんに子供を預けて仕事する、といきまいておりますが、私としては ダメ出ししています。 同じマンションの知り合いの夫婦が共働きで、お義母さんに孫の面倒を押しつけ て、お義母さん体の調子悪くしたのを見ていたので、そういうのは良くないよ、と。 共働きをすれば、早く自分たちの家が買える、というのが妻の主張ですが、共働 きの結果、誰か(この場合はお義母さん)が犠牲になったり、子供が寂しい思いを したり、私たち夫婦の仲がぎくしゃくしたのでは、家を買ったとしても意味がない。 これは私が何度も妻に言い聞かせていること。 卑怯かも知れませんが、こう言ったこともあります。 働きに行ってもかまわないが、それなら私が主夫となって子供の面倒をみる。 私の代わりに同じぐらい稼いでくれるか? 私は現地採用なので、日本の感覚からすれば少ない給料です。ですが、中国の感 覚からすれば、一般的な中国人以上の給料を貰っています。 ウチは中国式の生活様式ですから、妻が働きに出なくとも充分に生活していける はずです。 妻が働きたいという理由は、おそらく子育てから解放されたいということなので しょう。 本人の意志は固いようなので、もう私は諦めています。 お義母さんには申し訳ないが、しばらく息子の面倒を見ていただき、妻の好きな ようにやらせるつもりです。 私も正直なところ最近仕事が忙しく家族サービスができていません。 でも仕事をしなければ家族が路頭に迷います。だからがんばるしかありません。 いつも疲れた顔で帰宅し、夜遅くまで部屋で仕事をしている私を見て、妻も危機 感を感じたのだろうと思います。 おそらく今月から私の仕事のスタイルが変わります。 これからは家でなく会社で仕事を片付けるようにします。そうすると夜、自宅で 食事は取れません。 帰りも遅くなります。 仕事でもプライベートでも今以上にきつくなりますが、そうせざるを得ない状況 なので、やるしかありません。だからこのタイミングでお義母さんが来るという のは、私にとってはありがたいことです。 まぁ、私も妻もやれるところまでやってみようと思います。 結果ダメなら、またやり直せばいいし。 |
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プロフィール
HN:
大連太郎
年齢:
54
性別:
男性
誕生日:
1970/06/09
職業:
技術職
趣味:
インターネット、DVD鑑賞
自己紹介:
中国大連開発区のとある印刷工場でお勤め中。
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