中国大連の開発区のとある印刷工場でお勤め中の
筆者がなんとなくと言いつつもたまに本気出した
りしなくもない勢いで書いてみたりする日記。
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Panasonic Let's Note CF-W2B ハードディスク交換
仕事で使っていたノートPCのハードディスクが壊れたことは先日ブログにも書い た。 昨日は日曜日ということで、修理にチャレンジしてみた。 メインで使っているノートPC「Thinkpad」ならば「修理にチャレンジ」なんて大 げさな表現は全く必要ない。ネジを一本外せばハードディスクは簡単に取り出せ るからだ。 ところがCF-W2BというパナソニックのノートPCはメモリ増設の際、電子城に持ち 込んだら「開不良(開けられない)」とさじを投げられたぐらい特殊な代物なの だ。 今回壊れたのはハードディスク。日本でメーカー修理に出すと5~6万円はかか る。 ノートPC用のハードディスクが実質数千円というご時世に強気な商売である。 人が作ったものなら絶対人によって開けられるハズ。 ネットを調べた結果、偉大な先人によってCD-W2のハードディスク交換手順の情 報が公開されていた。 Let's Note CF-W2のHDD交換 http://homepage1.nifty.com/ikehouse/freetalk/2006/0039/index.html まず、始めにハードディスクの選定である。 記事で成功したのは日立のハードディスク。 電子城で探してみたところ、日立製のハードディスクは無かった。 サムソンならある、という。 無いものは仕方ない。サムソンを買った。 MP0804Hという型番。80GBのモデル。 サムソンで成功する保証は無い。でもそれしか入手できないのだからやってみる しかない。 いわゆる「賭け」である。 次にハードディスクを改造しなければならない。 CF-W2に搭載されているハードディスクは5Vと3.3Vの二つの電源を使う特殊なタ イプ。(だから修理費が高いのだろうか) 市販のハードディスクは5V一つの電源だけで動作するので、ちょっと改造する必 要がある。 と言っても、接続端子のピンを2本折るだけだ。 ただし、この時点でそのハードディスクが初期不良で動作しなくとも返品できな くなる。 二番目の「賭け」だ。 電子城から戻ってさっそくノートPCのネジを外しにかかる。 Thinkpadならわずか1本のネジを外せば済むが、CF-W2は20数本のネジを外す。 上記ページの記述通り、ネジをテープの上にキレイに並べる。後でちゃんと戻せ るように。 問題発生! どうしても背面のネジが一本外れない。 ネジ山がナメられている。 こういうネジはもう破壊する覚悟で、ニッパーでネジの皿部分をつかみ、無理矢 理回す。 だが、ニッパーの刃がなかなか食い込まない。 妻が心配そうに見ている。 手が痛くなってきた。 妻が近所のNOKIAショップへパソコンを持って行った。 携帯電話を開ける特殊な工具でネジを回してもらおうという作戦だ。 しばらくして妻が戻ってきた。 「開不良!」 うむ。ダメだったか・・・。 しかし、よく見ると少しネジが持ち上がっている。少しは回ったのだろうか? 精密ドライバーの最小のマイナスタイプをネジに差し込み、上から強く押さえつ け、精密ドライバーの軸をラジオペンチで挟んで慎重に動かしてみた。 おっ、回った! 一本のネジと格闘すること2時間。 ついにノートPCを分解することができた。 さっそくハードディスクを交換。 ネジを締めてもう一度組み立てる。 組み立てなくとも電源を入れてハードディスクが動くかどうか確認すれば良さそ うと思うが、実はCF-W2の電源ボタンは特殊な構造で、分解する時、わざわざガ ムテープで固定しておかないと、部品が数点外れて飛び散ってしまうのだ。だか ら最後まで組み立ててからでないと、電源すら入れられない。 電源を入れてみた。 BIOS画面を起動。 ハードディスクが認識されていない・・・。 やはりサムソンではダメか・・・。 とんだ無駄遣いをした・・・と憔悴した気持ちでいたが、一つだけ試してみよう とUSBメモリを取り出した。 USBメモリには先日、Linuxをインストールしておいたのだ。 USBメモリを差して電源を入れる。 Linuxが起動した。 これなら仕事ができるな。仕方がないこれで行くか・・・。 だが、あきらめの悪い私はもう一度20数本のネジを外して点検してみることにし た。 ハードディスクのコネクタを逆さまに差したのだろうか? とコネクタに手をかけた際、配線フィルムがポロッと取れた。 なんだぁ、これが原因かぁ。 じゃ、さっそく配線フィルムを差し直そう、と思いきや、基板の内側、見えない ところにコネクタがあるらしい。これでは基板を外さないと差し込めないぞ。 仕方ないので基板につながれているハーネス類をすべて外し、ネジ2本を外して、 基板をやっと外せた。 ちゃんと元に戻せるだろうか・・・ 一抹の不安を抱えつつも、もう一度組み立て直す。 最後の一本のネジを取り付けた後、電源を入れる。 やった!ハードディスクが認識されている。 ちゃんと80GBと表示されている。 ハードディスクの交換成功である。 ところが一つ問題が発生した。 ノートPCを閉じた時にロックがかからなくなった。 爪を引っ張るバネが外れたようだ・・・。 また分解である。 外れたネジを見つけた。 一番細い精密ドライバーでバネを爪の部品に引っかける。 2回失敗して、3回目にやっと成功。 組み立てである。 電源投入。 画面に問題なし。 ロックもちゃんとかかる。 が、DVDドライブが開かない! 開閉のスイッチのバネが外れたようだ・・・。 また分解である。 バネを引っかけた。 また組み立てである。 何回バラして組み立てただろうか。 もう忘れた。 電源投入。 ハードディスクの認識問題無し。 DVDドライブの開閉問題無し。 液晶画面の開閉問題無し。 修理完了である。 夕方4時から初めて気がついたら夜の10時。 PR
最近、我が家では妻が夜になるとCCTV3を見ている。
中国各地のテレビ局で選抜された人たちが集まった歌謡コンテストである。 持ち歌(というか得意な歌)を一曲歌った後、パネルで選んだ番号のテストを受 ける。 ビデオが流れて、これは誰の何という曲か?なんていう質問に答えるというやつ。 選りすぐりの人たちだけあって歌は半端でなく上手い。 放送期間も一ヶ月ぐらいあって、CCTVも総力を挙げて番組を制作しているのがわ かる。 ただ、一つだけ大きな違和感というか、頼むからもうちょっとなんとかならない のか?と思うことがある。 番組のテーマ曲がなぜか「荒野の七人」のサントラなのだ。 「荒野の七人」は4,50代以上の世代の日本人男性なら皆知っているハズ。 60年代の古い西部劇だ。 黒沢監督の「七人の侍」にインスパイアされて制作されたらしい。 この映画のテーマ曲はマルボロ(タバコ)のCMに使われたことでも有名。 西部の荒野の中を馬が疾走して、カウボーイがマルボロを吹かす、たしかそんな 内容だったと思う。 CMは映画の世界の延長だったから違和感無かったが、歌謡コンテストのテーマ曲 というのは違和感ありまくりだ。 それもことある毎に流れる。いわゆるジングル的な使い方だ。 「荒野の七人」のテーマ曲が流れる度に、私の頭の中では「マルボロ」という言 葉がリフレインする。 こりゃ、マルボロの良い宣伝になるなぁ・・・。
先日、仕事で瓦房店へ行ってきた。
珍しく時間があったので(暇とも言う)、一度現地の加工工場を見ておこうとい うことになった。 いつもは部下が一人で行っている場所。 開発区の工場で材料をトラックへ積み込み、出発。 高速道路に乗って、助手席からぼーっと外の風景をながめている。 他に走っている車も少なく、トラックは80km/hぐらいでのんびりと走る。 30分ぐらいで高速を降りる。 んー?瓦房店まではまだ距離があるはずなんだが・・・ たぶん倹約というやつだ。 全線高速道路走っていたのではお金が余計にかかるのだろう。 大連は一般道も結構ちゃんと整備されていて、片側二車線はある。 トラックは70km/hぐらいで走っているのだが、その脇を乗用車がビュンビュンと 追い抜いていく。 朝早く出発したので、さすがに眠くなってきた。 運転手には申し訳ないが、一眠りさせてもらうことにした。 道路はたまに段差があるので、トラックがよく揺れる。 揺れるとおしりが前の方にずれて、座席から滑り落ちそうになる。 だからあまりよく眠れなかったのだが、それでも気がついたら普蘭店まで来てい た。 瓦房店まではあともう少しである。 瓦房店に到着。 街の中心街を走る。 高層ビルこそ無いが、結構発展しているな、というのが第一印象。 日本ならどこぞの温泉街という感じ。 もうそろそろだろう、と思いきや、加工工場はもっと先らしい。 街を出ると、山ばかりの一気に寂しい風景になる。 大連と瀋陽を結ぶ鉄道沿いに走る。 途中、真っ白な新幹線が走ってきた。JRが技術協力した例の新幹線車両である。 ん?北京とか上海あたりだけしか走ってなかったハズだが・・・。 大連に向かって走っていったのだが、何かイベントでもあるのだろうか? 大連←→ハルビンの新幹線は長春で着工が始まったばかりだから、まだ関係なさ そうなものだが・・・。 瓦房店の中心街を出て30分ぐらいで目的地の加工工場に着いた。 朝の8時半に出発してお昼前に到着。3時間強。 周りは山に囲まれた農村地帯であった。 市内から高速バスで高速道路に乗れば1時間ぐらいで瓦房店に到着するのだが、 一般道ではなかなかそうもいかない。 材料を降ろして、食事をして、出来上がった商品を積み込んで、出発。 2時間も滞在してない。 帰りはひたすら寝ようとしたのだが、なかなか寝付けない。 しかたなく外の景色を眺める。 大連市といっても、日本で言うなら「県」である。 都市部を一歩出ればまわりは農村地帯。 行き交う車はトラクターが多い。 そういえば、トラクターのエンジンを積んだ出来合いのトラックを多く目撃した。 なぜ出来合いかというと、エンジンルームが見える、というかエンジンが剥き出 しで積んであるだけなのだ。 ナンバープレートも付けておらず、本当に公道を走って良いのか?という疑問が 残る。 途中、何度も石造りの高架橋のような建造物を目撃した。 ローマ式の水道橋である。 たぶん畑のための灌漑設備なのだろう。 どうしてローマ式なのかは知らない。 なかなか幻想的な風景だ。 移動する車から写真を撮ったら、あまり良い感じに撮れなかった。 今度、機会があったらちゃんと撮影したいと思う。 3時間かけて開発区に戻ってきた。 さすがにトラックに6時間乗るのはきつかった。 肩こりで頭痛がする。 すぐマッサージ店に行ったのは言うまでもない。 |
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プロフィール
HN:
大連太郎
年齢:
54
性別:
男性
誕生日:
1970/06/09
職業:
技術職
趣味:
インターネット、DVD鑑賞
自己紹介:
中国大連開発区のとある印刷工場でお勤め中。
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