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中国大連の開発区のとある印刷工場でお勤め中の 筆者がなんとなくと言いつつもたまに本気出した りしなくもない勢いで書いてみたりする日記。
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最近物忘れが多く、仕事でちょっとしたミスが多い。
資料やデザイン・データを家に忘れて、取りに戻ることがある。
金州に引っ越してからは、開発区へ出るだけでも面倒に感じる。できればメール
や電話だけで仕事を済ませたいと思う。
日本人同士ならば、メールのやりとりだけでも仕事ができる。
が、中国人相手となると、私のコミュニケーション能力の問題やビジネスの習慣
の違いもあって、直接顔を見ないでの仕事の依頼はまず不可能に近い。
直接打ち合わせしてもパーフェクトな仕事は絶対にあり得ない。
何かしら問題が起こるのが中国だ、と言っていい。


そこで大事になってくるのが打ち合わせのための資料作りだ。
図や写真を多用し、要求項目をわかりやすく文章で説明する。
メールで相手先に送り、こちらから出向いて直接説明する。
ここまでやれば、だいたい70%ぐらいの品質の仕事をやってもらえる。
更に、生産の現場へ行き、最初から最後まで立ち会う。検品もすべて自分一人で
やる。
ここまでやれば、ほぼ100%の品質を確保できる。


ちなみに出張で日本から来て、通訳を交えて工場に仕事を依頼したとする。
手書きのおおざっぱな資料とあとは通訳を介しての説明で「わかりました。どう
ぞお任せください」との返事に安心して帰国。
後日出来上がったサンプルは・・・
皆様ご想像の通り、全くダメダメである。当然のことながら。


前置きが長くなった。
昼間、外出先から帰ってきて家で資料作り(工場での仕事の準備)をする。
妻と子供は外出中。
仕事が一段落ついたところで食事をどうするか考える。
外へ食べに行こうと思うが、その時間に食事できるのは近くに三店ぐらいしかな
い。しかもエレベータを降りて、店まで歩いていくのが面倒だ。
冷蔵庫や台所をあさると、一応食材らしきものがある。
それで、久しぶりに自分で料理してみることにした。


中国の食材は、日本ではなかなか手に入らないモノもあって興味深い。
たとえば辛いピーマン。
ピーマンはもともと唐辛子の仲間で、辛くてしかるべきなのだが、品種改良で辛
くなくなったものもある。それがピーマンということなのではないか、と私は勝
手に想像している。
ピーマンと言えば、細切り牛肉とピーマンの炒め物、すなわち「チンジャオルー
スー」が有名な料理だが、大連でコレを食べさせてくれるお店に巡り会ったこと
がない。
以前、住んでいた市内のマンションの一階にあった餃子店でチンジャオルースー
もどきを食べたことを思い出した。
あの時の肉はたしか豚肉だったはず。
それを思い出して、さっそく作ってみることにした。


辛いピーマンを細切りに、豚肉も細切りにする。
ニンニクを細かく切って、油をたっぷりひいた中華鍋でさっと炒める。
豚肉を投入。
塩こしょうをして、料理酒(紹興酒みたいな香り)をちょっと多めに入れる。
ピーマンを投入。
強火で一気に炒めた後、最後に水で溶いた澱粉(片栗粉)をかけてかきまわして
完成。
チンジャオジュールースーのできあがりである。


本場中国の材料だけを使った本格中華料理である(笑)。


自分で言うのもなんだが、それなりに旨い。
妻が戻ってきたので、食べてもらった。
おいしいと言っている。


というわけで、最近、夕食を何にするか困ったときは私が適当に料理することに
なった。

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八時半に停電。


マンション一棟だけではない。
桃園地区すべてが停電である。


階段を下りて出勤。
スーパーで飲み物を買う。
店のおばちゃんからアイスを勧められる。
停電だから溶けてダメになってしまう前に処分したいらしい。
本当にはた迷惑な停電である。


市内での仕事を終え、バスに乗車。
妻から電話。
まだ停電してるらしい・・・。
予定では夕方5時に通電すると訊いていたのだが・・・。


六時半にマンションへ到着。
まだ停電している。
当然エレベータも停まっている。
お土産のKFCが冷める前に家まで戻らないと・・・。
階段をヒーヒー言いながら登る。
14階に到着。膝が笑っている。


息子が喜んでチキンを食べている。
苦労した甲斐があった。


七時半に灯りがついた。
まったく困ったものだ。


明日は土曜日。
朝は中国語の授業があって、その後は仕事。


「ピッキングの使い方」なる何やら怪しげなドキュメントを入手した。
英文の資料なのだが、いわゆる鍵が無くてもドアを開けるための解説が書かれて
いた。


なるほど、普通の鍵がいかに簡単に開いてしまうかよく理解できた。
これならちょっと練習すれば私でも30秒以内でドアを開けられそうである。


日本でマンションやアパートにお住まいの方、もちろん中国で生活している方も、
注目して欲しい。


いろいろな鍵と錠前
http://www.ne.jp/asahi/homare/lock/sirindasyoukai.htm


上のページで説明されているところの「危険な鍵」を使っている方は、今すぐ安
全な鍵へ交換したほうがいい。
危険な鍵は30秒と保たない。
ただし一戸建て住宅やアパート・マンションの1~2階は、玄関だけでなく窓の
鍵も重要だということをお忘れ無く。


ウチのマンションの鍵はディンプル・タイプ。鍵の表面がたくさんの小さな球面
でえぐられている鍵である。
合い鍵を作るのが難しいと言われている奴だ。
それでもプロの手にかかれば開けられてしまうのだろうが、今度暇な時に保安の
おにいちゃんに訊いてみるとしよう。鍵持たずにロックしちゃった場合、どうや
って解錠するのか。




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HN:
大連太郎
年齢:
54
性別:
男性
誕生日:
1970/06/09
職業:
技術職
趣味:
インターネット、DVD鑑賞
自己紹介:
中国大連開発区のとある印刷工場でお勤め中。
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