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中国大連の開発区のとある印刷工場でお勤め中の 筆者がなんとなくと言いつつもたまに本気出した りしなくもない勢いで書いてみたりする日記。
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たいそうなタイトルだが、それほどたいした事でもなかったりする。


開発区のとあるスーパーの一階にコピー&カラープリント屋さんがある。
会社のプリンタはA4サイズまでしか印刷できないので、わざわざ開発区まで出向
いた次第だ。


そのお店では写真やポスターなどのプリントアウトができる。
今回は商品の箱サンプルを作るという仕事で、箱の展開図はA4サイズに収まらな
かった。そこでお店のA3サイズのプリンタで印刷してもらった。


プリンタはEPSON製。
蓋が開いた状態で印刷をしていて、というか、蓋が無い。
よく見ると、インクカートリッジから数本のチューブが伸びていて、その先には
大型のインクタンクがあった。


いわゆる「改造」である。


この手の店は大量の写真を印刷する。
まともにエプソン純正のインクカートリッジを使っていたら、そのコストは大変
な金額になる。
改造して大型のインクタンクを取り付ければ、そう簡単にはインクはなくならな
いし、なくなっても瓶買いしているインクを注ぎ足せばいい。
こういう経営努力をしているおかげで、A3の光沢紙いっぱいに写真を印刷しても、
わずか10元(150円)というリーズナブルな価格で提供できるのである。
もし純正のインクカートリッジを使っていたら、下手するともう一桁上の価格に
なるかもしれない。


今、エプソンやキャノンは互換インクメーカーに対して訴訟を起こしているが、
それは消耗品であるインクカートリッジで儲ける、というビジネスモデルを邪魔
されるのが嫌だからだ。


「純正インクでないと目詰まりする」


「純正インクでなければ印刷したものの仕上がりが悪い」


「互換インクを使って故障した場合は、保証期間中でも修理は有償になります」


いろいろもっともらしいことをエプソンやキャノンは言ってくるが、本音は売り
上げが減るから嫌なだけだ。
「目詰まり」や「印刷の質の問題」でないことは、このお店の事例が証明してし
まっている。


中国で生活していると、かつて日本にいたときは「それが当たり前なんだ」「常
識なんだ」と思っていたことが、実はそうでなかったことを思い知らされること
が多い。
ブランド品だって、中国ではニセブランド品が多いが、正規品でも中国で生産し
ている。本当によくできたニセモノは素人目にはホンモノと見分けがつかない。
モノによってはホンモノよりも仕上がりが丁寧なぐらいだ。


中国に来てから、物事の本質を見極める能力が向上したように思う。
他の人の言うことは参考にはするが、結局最後は自分の目で判断することが大切
であるということだ。

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中国:五輪開催前にネット規制…批判高まる
http://mainichi.jp/select/world/news/20080801k0000e030031000c.html


記事によれば、北京に来た記者たちが人権団体のサイトや中国の某宗教団体のサ
イトが見られない!と騒いでおりますな。


オリンピックの報道をするために、その手のサイトを見る必要があるんですか
ね?
全く関係無いと思うのだが・・・。


オリンピックと関係の無い報道をしたいのなら、自分の国に帰ってからしたらど
うだろうか。どの国でも報道には何らかの制限事項(ルール)がある。外国人はあ
くまでもビジター(訪問者)であるわけだから、その国の報道ルールを守るのが
筋だろう。
中国では政治・軍事・宗教の報道はタブーなのだ。それが守れないのなら中国に
来るべきではない。


別に中国政府の肩を持つわけではないが、インターネットの規制は欧米諸国でも
別の形で行われている。Google八分のように特定のサイトを検索できなくするな
ど、巧妙な技が使われており、たちが悪い。
むしろ中国のように「サイトに接続できないようにする」というのは誰にでもは
っきりと理解できる方法であり、ある意味いさぎよいとも言える。


「上に政策あれば、下に対策あり」とはよく言ったもので、サイトが見られない
のであれば、見られるようにする裏技を見つけ出すのが中国の人民だ。
中国の若者は本当にパソコンやインターネットに詳しい。
学校では高等教育が行われ、特にパソコンの取扱に関する教育は熱心だ。
彼らにとっては、インターネットの規制なんてものは、障害にすらならない。


記者の人たちは、もっと北京の街へ出て中国をエンジョイすべきだ。
外国人にとっては、それなりの制限はあるが、自国の生活よりもはるかに楽だ。
今の日本じゃ歩きタバコはできないし、ゴミを出すにも細かく分別しなければな
らない。「環境を守るため」ともっともらしい理由を掲げているが、実際にはそ
れにまつわる利権団体に便宜を図るためのルールに過ぎない。
中国でも利権でルールが新しく決まるが、日本のそれほど徹底していない。上が
何と言おうと庶民レベルで自分たちのしたいようにやる、というのが中国式だ。
何か問題が起これば、コネを使って解決する。
だから、中国は楽だなぁと思うのである。


ネットの規制ぐらいで騒ぐなんて本当に馬鹿馬鹿しいことだ。
(むしろそれを楽しむぐらいの余裕がないと)


AM2:00だったりします。


市内からだと、やはり金州は遠い。
自家用車が必要だな、と痛感します。


明日は(いや、今日か)朝8時半にお客さんと打ち合わせ。
いろんな要素(停電とか、別件の仕事を無理矢理突っ込まれたりとか、暑さボケ
とか・・・)が重なって、こういうタイトなスケジュールになってしまっていま
す。
お腹が空いたので何か食べたかったのですが、夜中は遠距離タクシーがなかなか
つかまらないので、悠長に食事するわけにもいきません。
金州に戻っても、近所のスーパーはもう閉まってます。
家に帰って冷蔵庫の中をあさってみるものの、すぐ食べられるものは無し・・・。
仕方がないので水飲んで我慢します。


だいたい、中国でこんな時間まで仕事なんかするヤツいないよっ!
という声が聞こえそう。
昼間は暑いし、夏なんて大嫌いだっ!


というわけで、今日はもう寝ます。



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誕生日:
1970/06/09
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自己紹介:
中国大連開発区のとある印刷工場でお勤め中。
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