中国大連の開発区のとある印刷工場でお勤め中の
筆者がなんとなくと言いつつもたまに本気出した
りしなくもない勢いで書いてみたりする日記。
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仕事が終わるのが遅くなり家の近所の日本料理店で遅めの晩飯。
時間は夜の9時半を過ぎたところ。 カツ丼(30元)と青島ビール(8元)を注文。 メニューを指さして「カツ丼。還有[ロ卑]酒」と言う。 日本語のフリーペーパーを読みながらビールを飲む。 仕事の後は特にウマイ。 しばらくして料理が出てくる。味噌汁とシャケ丼。 ん?シャケ丼? そんなもの頼んでないぞ。 店内には他に客はいない。 店員の女の子に「這个不是カツ丼」と伝える。 「すみません」とシャケ丼を引き上げ、カツ丼ができるまで再び待つ。 10分後、カツ丼が出てきた。 なかなかボリュームがある。おっ、なかなか、いやかなりウマイ。 完食した後、お勘定。 「58元です。」 ん?なんで? 38元の間違いでしょ? 豚肉が普通の中国製ではない特別のものだから50元のカツ丼なのだそうだ。 調理を開始したとき、普通の中国の豚肉じゃないので美味しいですよ、みたいな ことを中国語で言ってたような気がする。 たしかに軟らかくてウマイ肉だった。 しかし価格が50元とは聞いてないし(多少中国語聞き取りにくいとは言え、もし 言っていれば価格ぐらいは聞き取れる)、メニューのどこにも50元のカツ丼のこ とは書いてないぞ。 彼女は少なくとも二つのミスをした。 (1)最初の注文の時に「ご注文を繰り返します。○○ですね?」と注文を確認し なかった (2)メニューでは30元と表記されているカツ丼しかないのに、50元の特別なカツ 丼があることの説明をしていない。 いつもの日本語の上手な女の子が不在で、一人だけいた女の子は日本語があまり 得意ではない様子。 中国語の話せるお客さん→(1)注文確認わすれた、という感じだろう。 (2)に関しても、たぶんわすれたのだろう。普通の日本人のお客さんなら20元ぐ らい高くたってガタガタ言わないだろうし。 二つのミスが重なったことで普通ならキレて怒りつけるケースである。 怒って38元しか払わないようにすることもできただろう。だがそれが何になる? 怒ることはこちらの気分も悪くなるし、店員の女の子も泣き出すかも知れない。 夜10時近くで、接客の女の子と料理担当の男の子の二人しか居ない。 呼びつけて文句を言うべき店長や料理長は不在なのだ。 また私は日本語雑誌の配本でそのお店に何度も訪れている。 狭い開発区でいらずらに目立つ行為をするのは得策ではない。 いずれにせよ、スタッフの教育がなってない時点でそのお店の先が見えた気がす る。 結局、「わかりました」と言い58元を払って店を出た。 日本でカツ丼を食べたとの変わりない。ビール分はこっちの方が圧倒的に安いけ ど。 昼間も飲み食いで30元使ったんだよな・・・。タクシー代も降雪で20元かかった し・・・(普通は15元)。 今日一日で100元以上使っている。こりゃ妻に怒られるわ・・・。 PR
グレート・ファイアー・ウォールという言葉をご存じだろうか?
前にも書いたことがあるが、中国の検閲サーバーの名称である。 中国政府のとある機関(名称は知らない)が「好ましくない」と判断したサイトへ の接続を制限する機能を持つ。 中国国内のサイトはもとより、国外サイトでも監視の対象になっているため大連 からネットにアクセスした際、観ることが出来ないホームページがいくつか(と いうか、たくさん)ある。 ま、大抵は公序良俗上問題あるとかであるが、政治的、宗教的に中国政府と対立 するような内容を掲載しているサイトも監視の対象になっている。 最近体験したことだが、グレート・ファイアー・ウォールだけでなく検索サイト でも検閲が行われているらしい。 Googleで調べ物をしていた際、30年近く前、北京で学生が起こした事件の名称を たまたま入力して検索させてみた。日本のGoogleサイトだから日本語サイトの検 索結果が表示されるのだが、検索上位のサイトはクリックしてもアクセスできな い。 検索結果をいくつもクリックしているうちに、今度はGoogle自体にアクセスでき なくなってしまった。 これには本当に驚いた。というか弱ってしまった。 検索できなければ仕事にならない。 結局、Yahooか何かで検索をして事なきを得たが、教訓としては「政治的にヤバ そうなキーワードはググってはならない」ということだ。おもしろ半分で検索か けたらGoogle使えなくなったのではシャレにならない。 しばらくしてGoogleへのアクセスは復活したが、本当に肝を冷やした。 中国在住でこのブログを観ている人に改めて警告しておくが、おもしろ半分でい ろいろNGワード(と思われるモノ)を立て続けに検索することは止めておいたほ うがいい。 会社や留学先の学校はIPアドレスからすぐに特定されるので、スパイ容疑や政治 犯容疑で公安警察のお世話になりかねない。 ADSLも大連で契約できるプロバイダは3社ぐらいしかない。すべてアクセス記録 を取っていると考えるのが普通。その時間、NGワードを検索していたIPを使って いた利用者のIDなぞ簡単に調べられる。 ネットカフェだってルータPCに監視プログラムが仕込まれていないとも限らない。 私の場合、メールも暗号化していない。 検閲されることを前提で書いている。 NGワードと想像されるモノは書かないし、仕事上のメールには機密文書なぞない。 下手に暗号化するとかえって注目される。 暗号なんて、所詮人間が考え出したものだから、人間によって破られる。 中国はまだいい。「検閲してますよ」ということがはっきりわかるから。 日本はどうか? 実はやってるんだけど公になっていないだけかも知れない。 メールなんてのは実は簡単に監視できる。 ハッカー用のツールで会社内でやりとりされるメールを監視できるそうだ。 不倫メールなぞ一発でばれるらしい。 携帯電話は無線だから、もっと監視は簡単。 スパイ映画やドラマの世界の話はあながちウソでもないのだ。 大連の主立ったホテルには盗聴器が仕掛けられていると思ったほうがいい。 大連で何かヤバイ取引をしようとする人は入国の時点から公安にマークされる。 ホテルに宿泊する時も、どの部屋に案内するかはホテルの職員の裁量で決まる。 マークされている人物なら当然、盗聴器がある部屋に案内されるわけだ。 中国要人とビジネスの話をする場合も要注意だ。 相手が特に指定した場所で話をするのならOKだろうが(要人であれば盗聴器の無 い施設を把握している)、基本的に盗聴器が仕掛けられているという前提で、大 事な話はクリーニングされた(盗聴器が無いことを確認した)車の中でするなどの 注意が必要である。 中国では当然リベートが必要となるので、ライバル企業や政敵が盗聴して公安へ 通報、なんていうことも有りうる。 用心に越したことはない。 まぁ、そんなデカイ仕事やヤバイ仕事はしてない方がほとんどだろうから無用な 心配だろうけど。
明後日8日に妻と息子が里帰りする。
息子の予防注射のためである。 本当なら春節期間に一緒に里帰りしたかったが、まぁ、仕方がない。 当然、そのまま春節までお里にいるわけだが、約一ヶ月間、私は大連でひとりぼ っちになる。 前回は出産の時、二ヶ月間ひとりぼっちになった。 久しぶりの独身生活というのは好きなことが出来て良いのだが、それも最初の一 週間ぐらい。 仕事を終えて、ひと気のない家に帰ってくるのは寂しいし、夜一人で寝るのも同 様だ。 結局、必要以上に仕事をがんばるか、下班した後にどこかで一杯やるか、になる。 「家に帰りたくない病」の始まりである。 ただし、今回はかなりの時間、自宅で過ごすことになりそうだ。 観てないDVDが大量にあるため。 それと頼んでいたDVDが電子城に入荷しているハズ。 一枚4時間として、毎晩一枚観ても一ヶ月では消化しきれない。 休みの日は一日中観ていることになりそうだ。 |
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プロフィール
HN:
大連太郎
年齢:
54
性別:
男性
誕生日:
1970/06/09
職業:
技術職
趣味:
インターネット、DVD鑑賞
自己紹介:
中国大連開発区のとある印刷工場でお勤め中。
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