中国大連の開発区のとある印刷工場でお勤め中の
筆者がなんとなくと言いつつもたまに本気出した
りしなくもない勢いで書いてみたりする日記。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
妻から指令が発令された。
今日は遅く家に帰ってくるようにとのこと。 妻の団地友達によると、家に居候している友達の元旦那のお母さんが孫を連れて マンションの出入口で待っているらしい。その待ち人というのが、どうやら私ら しいのだ。 妻からの話では、やはり孫の面倒を看ることができなくて、返しに来たらしい。 妻友によれば、子供の面倒を看ながら仕事はできないので、子供を受け取るわけ にはいかない。 だから、面会を拒否しているのだが、私がマンションに帰ってきたとき、一緒に 家へ行こうという考えらしい。 それで、妻からは今日はいつもより遅く帰るように指令が出た次第だ。 まぁ、日本なら迷惑な話だが、面倒を看ると約束した以上、こういうリスクも想 定内だ。 妻友も経済的な心配が無ければ、子供を引き取りたいのが本音だろう。日本と 違って、旦那からの経済的な援助は期待できないので、子供を引き取るわけには いかない。本当に辛いところだ。 個人的にはウチで面倒みたいと思う。たが軽々しくは言えない事だ。ウチだって 経済的に恵まれているわけではないし、妻も私も仕事があるので、普段息子はお 義母さんが看ている。小さい子は活発なので、面倒を看るのも容易ではない。更 にもう一人増える?自分とは血のつながりのない子なのに? お義母さんの立場だったら到底同意できることではない。 恐らくその子は養子に出されそうな気がする。 それってかわいそう過ぎないか・・・ 夜9時半にマンションへ到着。出入口の周りには人影は無かった。 明日もこういうことをしなきゃならないのだろうか? 何かもっと良い方法はないものか・・・ 弱ったなぁ・・・ PR
結局、離婚した妻の友達はウチへやってきた。
期間は未定だが、生活の目処がつくまでの同居生活だ。 本人とお父さんとお母さんの三人。 二晩が経過したが、まぁ、なんとかやっている。 一気に家が賑やかになった。 お母さんが食事を作ってくれる。 他所の家の家庭料理を食べられるというのは、ある意味貴重な機会だ。 毎晩、お父さんと晩酌。お父さんは白酒が大好きなのだが、私は遠慮させていた だいた。 もし、私が白酒飲んだら、たぶん翌日は仕事にならない。 だから、おとなしくビールを一瓶だけ。 我ながら、よくもまぁ、他人と一緒に生活できるものだと思う。 ウチの親が聞いたらビックリするのではないだろうか。 まぁ、何事も経験というやつだ。 困った時はお互い様。 今夜は妻の友達の姉妹も家にやってきて、皆で食事。 最近、気がつくと日本人は自分だけ、ということがよくある。 怪しいながらも中国語でコミュニケーションできている自分にも驚く。 ちょうど今、取引先の社長さんが日本から来ていて、お昼ごはんを食べながら仕 事の打ち合わせとかをしているのだが、まぁ、考えようによっては、日本人と付 き合うよりは楽かも知れない。 日本語で細かいニュアンスまで伝えられる・伝わってしまう、というのは結構気 疲れするものなのだ。 外国人相手だと、会話が限定されるから、たわいのない世間話で済む。 向こうにしてみれば離婚の話を蒸し返したくないだろうし。 (その割には友達は自分の姉妹に離婚の話を詳しく語っていたみたいだが・・・) まぁ、少しずつ日常生活を取り戻していくことが、彼女のリハビリになるのだろう。 助けると言った以上、同居は許容する。 つーか、妻から頼まれたら、イヤとは言えないよ。 イヤって言ったら、「やっぱり貴方は日本鬼子だ」とか言われそうじゃない。 人情ある日本人だっているんだよ、ってわかって欲しいし。
同じ団地の主婦友達である妻の親友が離婚した。
家族ぐるみのお付き合いをしていたので、とてもショックだ。 旦那が仕事を辞め、家を勝手に売却、お金を持って情人のところへとんずら。 一歳半の息子がいるのに専業主婦の奥さんは住む家も無くなって明日からいった いどうやって生活していけばいいのか・・・。 まるで質の悪いテレビドラマのような出来事である。 その後、旦那や旦那の両親と連絡を取りあって、離婚することに決めたようだ。 奥さんとウチの妻はいろいろと話をしている様子だが、まず小さな息子はどうす るのか、それが気がかりだった。日本であれば、父親が毎月養育費と生活費を送 金して、母親が育てる、という話をよく聞く。 妻の話では、中国では、子供が男の子の場合、父親側が引き取るのが通例らし い。逆に女の子ならば、母親側が引き取ることが多いそうだ。 子連れの女性は再婚が難しいことから、多くの場合、元夫側に子供を渡してしまう。 今回の場合も、旦那側に子供を渡した。正確には旦那の母親に孫を預けた。 旦那からは慰謝料支払われていないようだし、彼女はこれから仕事を探して働か なければならない。 子供を抱えていたのでは何もできない。 一番かわいそうなのは子供だ。 一歳半といえば、歩き出してまだ間もない。普通ならば両親に守られて、何の心 配もなく、すくすくと育っていくはずである。私も何度かあやしたことがある が、無邪気な笑顔が印象的なかわいい男の子だ。 その彼の家庭が突然崩壊した。おばあちゃんの家に引き取られ、もうママとは会 えなくなった。 ウチの息子だって、妻が仕事で3日間、家を留守にした時は、毎日泣いて大変 だったのだ。 彼は両親の愛情を受けて、これから幸せに成長していくはずだっただろうに。そ れが永遠に絶たれたという事実に私は愕然とした。一人の幸せな人生が壊される 瞬間に立ち会ったのだ。 恐らく彼は将来、母親のことを恨むだろう。何でボクを捨ててしまったの?と。 そして、その原因が父親にあることを知ることはないと思われる。 あの無邪気だった男の子の心がそうやって汚されていくのが容易に想像されて、 ものすごくやる瀬ない気分になる。 今回の事は、親としての責任を痛感する出来事だった。 親は子供の人生を全力でサポートする責任がある。 自分たちの勝手で子供の人生を壊していいわけがない。 家が売却されてしまったので、妻の友達の荷物を預ることになった。 また、しばらくの間、友達がウチに同居する。友達は遠慮していたが、妻は朋友 なんだから気にしないでと言っている。 良い仕事が見つかるといいのだが・・・。妻は仕事を世話するつもりでいるようだ。 |
カレンダー
フリーエリア
最新TB
プロフィール
HN:
大連太郎
年齢:
54
性別:
男性
誕生日:
1970/06/09
職業:
技術職
趣味:
インターネット、DVD鑑賞
自己紹介:
中国大連開発区のとある印刷工場でお勤め中。
ブログ内検索
アクセス解析
|