中国大連の開発区のとある印刷工場でお勤め中の
筆者がなんとなくと言いつつもたまに本気出した
りしなくもない勢いで書いてみたりする日記。
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ホームページ制作の仕事を引き受けてから土日も仕事仕事で「あぁ、休みた
い・・・」と思いながら過ごしてきたわけですが、やっと長期休暇がやってきま した。 で、いざ休みになってみると、普段やろうとしてもできなかった技術検証 (まぁ、仕事の下準備みたいなもの)を朝からやっています。 3時間ぐらいで期待していた結果が出たので、週末の作業ではさっそく採用して みようと思っています。 どうして普段そういうことができないかというと、技術検証というか実験みたい なことは「いつ成功するか判らない」ためです。 メインの仕事以外に毎週締め切りを抱える漫画家みたいなホームページ制作の仕 事をしていると、そういう「成功するかどうかも判らない」「どれだけ時間がか かるか判らない」事はどうしても時間的に余裕のある時でないとできません。 ルーチンワークを抱えていて時間がめいっぱい埋まっていると、実験的な事(将 来の飯のタネ)ができないので困ります。寝る時間を削ってでも・・・とは思い ましたが、連日夜は10時ぐらいまで仕事をしているので(妻や息子と一緒に寝る という約束が無ければ、もっと遅くまでやってます)、まぁたいていは疲れ果て て朝まで熟睡。そりゃ休みたいと思うわけですよ。 国慶節休みは8日までですが、期間中もホームページ制作の仕事はあります。 それでもメインの仕事が休みなので、少しは休めそうです。 休み中は家族で市内とか遊びに行きたいですねぇ。 PR
ビートルズと言えば、ウチの弟が昔毎日飽きずに聴いていたのを思い出した。
もはや古典と言っても差し支えない程昔の音楽だが、ビートルズは録音技術の発 達の歴史でもある。マスターテープ類の保存状態も怪しいので、後世のためにデ ジタル化して残しておくことは意義あることだ。 ビートルズの作品は全部で213曲あるそうだが、単純に一日一曲リマスターし ていけば1年ぐらいで完成するだろうと思っていたら、実際には4年かかったら しい。 ビートルズの場合、元の音源の状態が相当痛んでいるはずなので、まずはノイズ 除去やクリップなどの修復に一番時間がかかったものと思われる。 その後、全体の音をクリアにするのは、それほど難しくはない。 で、肝心のビートルズの音楽だが、アビイロードスタジオのエンジニアは良い仕 事をした。 実にクリアなサウンドだ。 ただ、あまりにもクリアすぎて、楽器の音が分離してしまっている。 たぶんこのあたりは、どこまで手を加えるべきか葛藤があったと想像される。 ビートルズはマニアが多く、下手に音に色を付けようものなら批判の対象になる だろう。 今回、mono版、stereo版の二種類がリリースされたようだが、もう一つ現代の感 覚でリマスターした版があっても良かった気がする。 つまり各楽器の音がきちんと融合しているというマスタリング版だ。 ビートルズはマルチトラック録音を積極的に利用していたので、主要楽器のソロ トラックは残っている場合が多いだろう。だから現代風のミックス処理が可能だ と思われる。 シングルトラック録音されたドラムスなどは演奏し直すという反則技もある。 各ドラムの音質はサンプリングなりして完璧に合わせる。それでシーケンスを組 んで演奏させる。 同じ理屈でミックスされて分離不可能なトラックは、それぞれ楽器を演奏し直し て録音する。 できるだけメンバーのクセに近づけて演奏することは必須だ。 こうして各パートのトラックを作り直し、最終的にミックスする。 最新技術を使ったリミックスバージョンの完成だ。 ビートルズなら十分アリだと思うのだが、どうかねぇ?
「この図を使って欲しい」と渡されたのはチラシをスキャンしたPDFだった。
元のチラシが古いせいもあって、かなり見た目が厳しい素材である。 業界では割と有名な会社のチラシだったのでホームページを見てみたら、チラシ のオリジナルPDFがあった。 「やった!」 さっそくIllustratorで読み込み、PDFを編集しようとしたところ・・・ プロテクトがかかっていて、ファイルが開けない。 製品カタログなんかにファイルプロテクトかけるなよな~! プロテクトのかかっていない資料はないかとネットを探し回った。 プロテクトを解除するソフトもネットで探した。 いろいろなソフトを試してみたが、2時間後、以下のソフトでプロテクトの解除 に成功。 iTextFront http://www.ujihara.jp/iTextFront/ja/ このソフトでPDFを読み込み、別名で保存しただけ。 無事、Illustratorで開けるようになり、プレゼン用の資料は完成。 このお客様はプレゼン用のファイルをそのまま別のお客様へ渡してしまうことが 多いので、資料は完璧に作る必要があった。スキャンしたボケボケの画像ファイ ルではNGだということだ。 プレゼンテーションは見た目のイメージが命。 中国で仕事をしていると、こういう普通の人には理解しにくいテクニックばかり 身につく。 ボケボケの画像のままでプレゼン資料を作ったら当然クレームになるが、裏でこ ういう苦労をして作ったキレイな資料は「当たり前」として評価されない。 職人の技というものはそういうものである。 見た目が当たり前過ぎて、いかにそれがスゴイことなのか作った本人以外、誰も わからないのだ。 今回はiTextFrontという素晴らしいソフトに巡り会えたので問題を乗 り越えられた。 もし、このソフトに出会えなかったら、Adobe Readerの画面を400%に拡大表示し て、プリントスクリーンで画面キャプチャして対応するつもりだった。 仕事は結果がすべてである。 そのお客様はそれなりにパソコンを使える人なのだが、その人でも対応できない 件をなんとかするからこそ仕事になっている。 忘れた頃に、またPDFを編集する仕事が来ると思うので、今回知り得たテクニッ クは書き留めておこうと思う。 |
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プロフィール
HN:
大連太郎
年齢:
54
性別:
男性
誕生日:
1970/06/09
職業:
技術職
趣味:
インターネット、DVD鑑賞
自己紹介:
中国大連開発区のとある印刷工場でお勤め中。
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