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中国大連の開発区のとある印刷工場でお勤め中の 筆者がなんとなくと言いつつもたまに本気出した りしなくもない勢いで書いてみたりする日記。
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本日午后、開発区の中国銀行での出来事。


ソファに座って、自分の番号が呼ばれるまで待っていると、後ろのカウンターか
ら大声が聞こえる。
ふと見ると、客である男性が女性(たぶん彼のパートナー?)に対して大声を張り
上げている。
まぁ、銀行だからお金の問題なんだろうが、面子を大事にする中国人としては公
衆の面前で、大声を出すのは珍しい。周りの注目をあびてしまってい る。
いわゆる暴力騒ぎにはなっていないので、警備員も遠巻きで見守っている。
他所の家庭の事情などに興味は無いし、もうすぐ自分の順番なので、会話は無
視。内容も聞き取らない。


自分の番号を呼ばれてカウンターに行くと、女性の行員さんに別の部屋へ案内さ
れる。
実は最近、何かとこの「別の小部屋に案内される」というパターンが多い。
5万元以下の小額取引だし、わざわざプチVIPルームに連れていかれるのはなん
だかなぁ・・・。
なぜ、プチVIPルームだとわかるのか?
よくお世話になっている某中国人総経理によれば、本当のVIPルームは2Fにある
そうな。
50万元以上の預金があれば、VIP会員になれる。
現金を引き出す時は、待ち時間も最小で、しかも全部ピン札で出てくる。
いいねぇ・・・。いつかは私も。目指せVIP会員!


さて、案内されたプチVIPルームだが、女性の行員さんに日本から入金された売
上の日本円を人民元に換えてもらっている間に、ズカズカとおばちゃ ん二人が
入ってきた。


ん?
一応、ここはプチVIPルームじゃなかったのか?


暗証番号入力する時、後ろから見られそうでイヤなんだが・・・


なんか電話がかかってきて、いきなり大声で話し始めるおばちゃん。
やかましいよっ!
VIPルームの優越感はあっという間に消し飛んだ。
でも文句は言えない。
あっちの方が絶対私よりお金持ち。
銀行にとって良いお客さまは、あっち。


いつの日か、きっと、2Fに上がってやるぞっ!


新たなる決意に燃える私だった・・・
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プロフィール
HN:
大連太郎
年齢:
54
性別:
男性
誕生日:
1970/06/09
職業:
技術職
趣味:
インターネット、DVD鑑賞
自己紹介:
中国大連開発区のとある印刷工場でお勤め中。
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