中国大連の開発区のとある印刷工場でお勤め中の
筆者がなんとなくと言いつつもたまに本気出した
りしなくもない勢いで書いてみたりする日記。
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社長が日本へ行っている間、私もしばらく大連を離れていました。
妻の実家がある吉林へ行ってきました。 吉林へはいろいろな交通手段がありますが、今回は列車の旅。 大連からは約12時間。夜7時に大連駅を出て、吉林へは翌朝の7時に到着します。 出発の二日前に大連駅で切符を購入。大連駅は東京の上野駅と同じデザイナーによる建築で、たしかに見た目はよく似ています。タクシーが乗り付ける二階中央に入口があります。入口にはテロ対策のセキュリティゲートがあります。荷物はX線を通し、人間は金属探知機のゲートをくぐらなければなりません。空港と同じですね。ただし感度はかなり甘くなっているようです。携帯電話を持っていても反応しません。ベルトもOKです。たぶん銃やナイフや爆発物なら反応するんでしょう。 セキュリティゲートをくぐった左側が切符売り場です。窓口は18あります。ガラス越しにマイクとスピーカーで服務員と会話をし、切符を購入します。中国滞在も1年以上になるので、それなりの会話はできるようになりましたが、多くの人々が列を作っている状況ではもたもたした会話は嫌われますから、ここは素直に妻にまかせます。夜行列車ですから当然寝台車です。一人113元。日本円にして1700円程度ですが、実際には100元=1万円ぐらいの感覚です。 妻によれば一つだけ問題があるとのこと。寝台が上だから面倒なんだそうです。残っている席は皆、上。仕方がありません。でも下の席の方が人通りが多くて面倒な気がしますが、このあたりは価値観の違いでしょうか。 無事切符も買えたので、後はおみやげ等を用意するだけです。 (つづく) PR
明日からしばらくの間、社長が日本に帰るということで、今日は開発区のお客様のところへ挨拶回りをしてきました。
昨日、今日とそれほど寒くなく、過ごしやすかったです。 まぁ、社長が日本に行っている間は、基本的にはメールで連絡取り合うことになると思います。 社長は開発区のとあるプロバイダのメールを使っていますが、中国でメールを利用する際は、日本と違い、プロバイダのメールアドレスを使うことがベストとは限りません。 どういうことかと言うと、メールが届かなかったりすることがあったり、また、メールサーバの動作が重くて、写真などのデザインに不可欠な素材データのダウンロードやアップロードにものすごく時間がかかってしまうからです。 多くの企業では自社のホームページと自社のメールサーバを持っていますが、中国の企業では担当者の名刺に書かれているのはyahooや163.comのようなフリーメールのアドレスです。 その理由は、自社のメールサーバよりも動作が安定していてかつ軽快だからです。 わずか0.5MbpsのADSLサービスが月額100元以上します。日本だったら月額一万円ぐらいの感覚です。それでも加入者が急激に増えすぎて、インフラが対応し切れていないのが中国の現状です。光ファイバの接続サービスもありますが、企業向けの月額1万元以上の契約でも10Mbpsです。実行速度は早朝で2Mbps出れば良いぐらい。日本のADSLにも負けてます。 回線スピードでこの程度ですから、一般プロバイダ内のサーバの処理速度にいたっては、あまり期待できません。 いろいろ試してみた結果、大手サービスプロバイダのフリーメールが一番動作が軽快だということが判明。だから皆それを使う。自社サーバは遅くて仕事に使えないんですね。 ですから、中国で名刺交換した時、すごい大会社の方なのにメールアドレスがフリーメールであったとしても気にしないでください。中国では当たり前のことなんです。 使い慣れるとフリーメールも便利ですよ。どこでも見られますしね。
職場でデザイナーとデータのやりとりをする際、U板(USBメモリー)が活躍している。
写真や文章など、デザインに欠かせない素材を入れて、「この中に入ってるからね」と言って渡すわけだ。 技術者からすれば、スマートなやり方とは言えないと思う。 ちゃんと社内ネットワークがあるのだ。サーバだってある。 サーバにファイルを置いてデータの共有化を試みたこともあった。 しばらくは「便利」だと言いながら使っていた。 しかし、気がつくと、またU板によるデータのやりとりに戻ってしまった。 どうしてだろうと、私なりに考えてみた。 結局、サーバという見えない存在と、U板という見える存在の違いなんだろう。 「サーバにデータを入れといたから後で見てね」 「うん、わかった」 形となるものが無いから、忘れてしまう。だからサーバをわざわざ見るということをしない。頼んだ仕事ができてないので、後で大変だ。 「ここにU板置いておくから後で見てね」 「うん、わかった」 仕事が一段落付いたところで、机にU板が置いてあるのを見て、「あぁ、そう言えばU板見ろとか言ってたな」と思い出す。 かくして、仕事は前に進む。 そんなの「サーバにデータ置いときました」ってメモ残せばいいじゃん。 しかし、メモは「行方不明」になるものだ。 U板なら行方不明にならないかと言えば、まぁ、紙のメモ一枚よりは多少有利だ。 長いストラップが付いていれば確実だろう。 かつて、パソコンが導入された時、これでやっと書類仕事から解放される、と皆思った。すべて仕事に必要な情報はパソコンで管理できるのだから。 しかし実際はどうか? むしろプリントアウトすることで書類が増えた。 職場というのは技術者の思惑通りには動かない。 大勢がやりやすいと思う方向へ流れる。 一時期所属していた職場では、私より10歳も若い職員が上司で、会議の議事録や指示などは、すべて電子書類(メールやWord、Excelのファイル)でやりとりしていた。プリンタで書類を印刷しようとすると、「別に必要ないでしょ?」と注意される。 いろいろな仕事を平行して行うにはパソコンの画面は小さすぎる。 だからこれからやらなければならない仕事を常に把握しておくために、会議の議事録や指示書をプリントアウトして手元に持っておきたいと思っただけなのだ。 仕事というものは結果がすべてだ。プロセスじゃない。 自分はミスをしたくないから上司が留守の間にプリントアウトした。 以来、自分は「書類を持たない」「作らない」「パソコンと携帯電話だけで仕事をしている気になっている」人とはビジネスをできないと思っている。 現在の社長は「結果」を出すことが「仕事」だ、というはっきりした考えを持っている。たたき上げの営業マンだから、結果(売り上げ)を出せば、途中遊んでいようが何しようが問題ない、と言い切る。 仕事には「メリハリ」が必要だ。 常に全力投入はできない。 ここぞという時にがんばって結果を出す。後は休んでいてもいいじゃないか。 さて、今月は結果を出したことだし、ちょっと休憩するかな。 |
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プロフィール
HN:
大連太郎
年齢:
54
性別:
男性
誕生日:
1970/06/09
職業:
技術職
趣味:
インターネット、DVD鑑賞
自己紹介:
中国大連開発区のとある印刷工場でお勤め中。
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