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中国大連の開発区のとある印刷工場でお勤め中の 筆者がなんとなくと言いつつもたまに本気出した りしなくもない勢いで書いてみたりする日記。
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大連で「生活」していく上では「言葉の問題」はそれほどない。
しかし「仕事」となるとそうはいかない。

観光で通訳を頼むのならば、学生の通訳でも問題はない。
でも仕事となると、通訳の「質」は非常に重要だ。

さすがに3年も中国にいれば、中国語会話力はそれなりになってくる。
町中でたまに日本人観光客と学生っぽい通訳を見かけることがあるが、彼らの会話を耳にしたところ、どうもきちんと通訳されていないようだ。
私も常々要領よく物事を進めたいと思っているので、「省略」という行為は悪いとは思っていない。しかし、省略しては「誤解の素」となるケースがある。

(おいおい、そこはちゃんと通訳して伝えないとダメだろう)

そういった場面は何度となく見聞きしてきた。

一方で「シナリオライター型通訳」も困りものだ。
彼らは勝手に話を膨らませたりする。
まぁ、大抵後で「話が違うじゃないか」ってことになって、もめるのだが。

本格的なビジネス通訳を社員として雇う場合、現在の大連の相場は月給4000元以上だ。なぜならDELLやGEの大手企業が大連にコールセンターを運営しており、日本語ができる人材の給料は急騰中。ちなみにコールセンターの月給は3000元以上だ。

優秀なビジネス通訳をやっている古い友人がいる。
大連人だが母国語の他に、英語、日本語、韓国語の四ヵ国語を自由にあやつる。
それぞれの国で3~5年仕事をしてきた実務派。契約などの場ではクライアントの立場でねばり強く交渉を続ける。
中国では、契約ひとつ取っても手続きが煩雑であり、実際に起業するとなれば、誰かの助けがなければ、ほとんど不可能と言っていい。
その友人は独自の人脈を持ち、常に忙しく立ち回っている。
通訳として雇うとなれば、一日最低でも1000元。後は仕事の内容によって成功報酬を決定することになる。ちなみに去年手がけた大型スーパー建設の契約の仕事では、契約成立までの書類作成、各種準備、交渉、通訳一式で200万円。

まぁ、そんなわけで何が言いたいかというと、ちゃんとした通訳というのは高いよってこと。だったら自分でもっと中国語勉強したほうが安上がりだし、確実に自分の意志が社員に伝わる。
印刷業界に限らず同業種であれば、とりあえず意味さえ通じれば、専門用語を駆使する必要はないし、社員だって、わかりやすい単語で言ってもらえれば誤解することも少ない。これに「身振り手振り」「紙に単語を書く」「描く」を加えればパーフェクト。

最初のうちは面倒くさいけど、慣れればなんとかなるもんだ。
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プロフィール
HN:
大連太郎
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1970/06/09
職業:
技術職
趣味:
インターネット、DVD鑑賞
自己紹介:
中国大連開発区のとある印刷工場でお勤め中。
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