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中国大連の開発区のとある印刷工場でお勤め中の 筆者がなんとなくと言いつつもたまに本気出した りしなくもない勢いで書いてみたりする日記。
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久しぶりに酷い目に遭いました。

下痢と発熱。
もう「シャ~ッ」「んぼ~」ってなもんです。(擬音についてコメント無し)
まったく仕事にならないので昼に家に帰りました。
「カエルコール」をしたのに彼女は没接電話。
家に戻ってからは服を脱いでベッドにもぐりこみます。

もうろうとした意識の中、彼女が帰ってきました。
市場に買い物に行ってて電話の音に気がつかなかったそうです。

彼女「医者へ行こう。すぐ近くだから。」

太郎「いや、疲れたから少し寝てからにするよ」

彼女「わかった。私、薬買ってくる。」

太郎「うん。ありがとう。」

しばらくすると彼女が帰ってきました。
お医者さんを連れて。

日本で最後に医者の往診を頼んだのは小学生の頃。
それでなくともお医者さんというものは急がしいわけで、往診なんて頼んだ日にはお金も高いだろうなぁ...と一瞬考えたものの、確かに今回の状況はちとシャレにならないほど酷い。さっそくお医者さんに診てもらいました。

体温を測ってみると38度4分。
血圧は異常なし。聴診器をあてられて、と日本のお医者さんと変わりません。
診断結果は風邪。
確かに言われてみれば、ここ2~3日鼻水が止まらなかったし、会社の同僚の男の子が風邪で毎日病院通いしていたなぁ。

胃腸がやられていて熱もありますから、何も食べたくも飲みたくもない状態。
こんな状態で処置をすると言えば、当然「アレ」です。
そう、「点滴」ですね。

大連では風邪の時、飲み薬よりも点滴がよく行われます。
確かに点滴はすぐ効きます。飲み薬でちんたらやってるよりも早い。
用意された点滴は3本。
最初の一本はお医者さんがセットしてくれて、残りの2本は彼女が交換してくれました。1時間かけて1本目が終わる頃には、熱が下がり始めていましたね。
途中2回ほど便意を覚え、点滴の瓶を彼女に持ってもらいながら、トイレへと移動しました。3本目が終わった頃には平熱に。いやぁ、3時間でこの効き目はすごいです。

しかし、下痢のほうは依然として酷いです。
平熱になり、歩けるほど体力が回復していたので、先ほど往診していただいたお医者さんの医院まで行くことにしました。
普段なら5分もかからない距離を10分かけて移動。
「診所」という看板があります。

中に入ると「品揃えの少ない薬屋さん」といった雰囲気。
奥から先ほどのお医者さんが現れ、彼女が下痢が依然として酷い状況を説明すると今度は顆粒状の薬をお湯に溶かされて出されました。
日本でこの手の薬は苦いのを知っていましたら、覚悟しながら飲むと、ほどよい甘さです。うーん、これが薬でいいのかな。なんか甘いお茶という感じ。

飲み終わった所で奥の部屋に案内されました。
また、点滴です。
今度も三本。下痢を抑える薬です。
しばらくして、若い男の子が一人、医院にやってきました。
彼も点滴です。2本やってました。
やはり大連において、点滴は「基本」です。

すべての点滴が終わったのは夜の11時過ぎ。
便意も収まり、体調はかなり戻りました。
先生にお礼を言って医院を後にしました。


で、肝心の診察治療料ですが、最初の訪問治療が78元。
次に医院に行って飲み薬を一箱と点滴3本で70元。
日本円にすれば2000円に満たない治療費です。
保健無しという事情を考えれば、安いと考えてしまいがちですが、一般サラリーマンの月給が2000元ということから、1元はだいたい100円の感覚。
つまり二回の治療で148元、約1万5千円ぐらいの治療費がかかった計算になります。
大連には日本語のできる医師がいる病院もいくつかありますが、それらの診察治療費は町中の小さな医院の比ではないでしょう。おそらく数百元はいくはずです。

大連でテレビを観ていると病院のコマーシャルが多いことに驚かされます。日本では規制などで、放送時間帯が著しく制限されています。大連の新聞では整形手術や堕胎手術の広告ばかりです。医療は実は立派なビジネスなのですが、日本では医師は神聖な扱いを受け人々から敬われており、病院経営のビジネス的側面が語られることはあまり多くありません。しかし、中国では最新の医療機器や優秀な医師の資格状況などが誇らしく広告され、その病院が「いかに安全で素晴らしいか」を積極的にアピールしています。
大病院では医師のランクによって診察料金が異なります。
精算所に料金表が張り出されており、すぐわかるようになっています。
露骨なやり方だと感じますが、個人的にはこれぐらいあからさまな方がわかりやすくて良いです。高い料金をとる医師は、それだけの医療技術を持っているからであり、またそれだけの医療技術を当然患者に期待されます。
評判の良い病院には患者が集まり、そうでない病院は淘汰されていきます。


このブログを書いている本日は、昼間普通に仕事をしてきました。
日本だったら2~3日は休んでいたことでしょう。
皆様も風邪にはお気をつけください。

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1970/06/09
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