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中国大連の開発区のとある印刷工場でお勤め中の 筆者がなんとなくと言いつつもたまに本気出した りしなくもない勢いで書いてみたりする日記。
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出発の日は留守の間の仕事を先に片付けなくてはならなくて、とても忙しかった。それでもなんとか仕事を終えて、帰宅。吉林は大連に比べてとても寒いので防寒具を買いに彼女と一緒に天津街へ。
パパにも防寒具をプレゼントするのだと、パパはだいたい私と体格が一緒。なので私が代わりに試着。というわけで二つ防寒具を購入。
急いで家に戻ってシャワーを浴びる。

着替えたら、すぐに大連駅へ出発。
夕方だからなかなかタクシーがつかまらない。
10分も待ってやっとタクシーに乗車。
予定よりも駅に着くのが遅れたけど、その分あまり待たずに列車に乗れそうだ。
待合いホールはたくさんの人でごった返していた。皆大きな荷物を持っている。田舎へのおみやげか、はたまた商売道具か?

10分ほどで改札口に駅員が並ぶ。前回彼女を吉林へ見送った際は女性駅員が並び、ファンファーレと行進の儀式があったが、今回は無い。
電子改札機があるにも関わらず、それは使われていない。たぶん壊れているのだろう。駅員は一枚一枚の切符にハサミを入れている。
切符はプリンタで発行の味気ないものだが、ハサミは本物だ。
階段を下りてホームへと向かう。席は指定席なので急ぐ必要は無いのだが、皆、我先へと急ぐ。ホームに着いたら、目指す寝台車は目の前にあった。

昔の国鉄を彷彿とさせる木製の寝台車。床はリノリウムっぽいが、外見は木製。
日本よりホームが低いので客車は高い位置にある、だからデッキにはステップ(階段)があって、それを登ることになる。お年寄りにはちょっときつい高さだ。
中に入り扉を開けると右手に寝台ベッドがずらりと並んでいる。三段ベッドだ。
ん?三段?てっきり上下二段だと思っていた。上中下ということか。
我々の席は上...。え?あの狭い空間に寝るのか?
車のトランクほどの広さしかない空間に体を滑り込ませて横になる。
試しに寝てみた。横幅は70~80cm程度。一応寝返りはできる。転落防止のロープも張ってある。しかし、目の前20cmのところに天井があって、のしかかってくる感じだ。結構圧迫感がある。これは閉所恐怖症の人には無理だろう。
中下段はまだましだ。座高分の高さはある。つまり座った状態でも頭は天井にぶつからない。上段は座ることすらできないのだ。
彼女が「上段しか空いてない」と言っていた時の困った表情の理由がこれで理解できた。

仕方がない。何事も経験だ。席があるだけ幸せだ。どうせ一晩だけの辛抱だ。寝てしまえばなんとかなるだろう。

(つづく)
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HN:
大連太郎
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1970/06/09
職業:
技術職
趣味:
インターネット、DVD鑑賞
自己紹介:
中国大連開発区のとある印刷工場でお勤め中。
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