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中国大連の開発区のとある印刷工場でお勤め中の 筆者がなんとなくと言いつつもたまに本気出した りしなくもない勢いで書いてみたりする日記。
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「1円」携帯のカラクリが消える?
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/business/infotech/59190


日本のケータイは携帯電話事業者(キャリア)が販売店に支払う「販売奨励金」と
いう制度で携帯電話機の価格が抑えられている。
具体的には以下の説明を見て欲しい。

インセンティブ
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/keywords/0203/18/n_keyword1.html


キャリアは毎月の通話料金から販売奨励金にかかったコストを回収する。
だいたい半年で回収できる計算だ。
このため日本の携帯電話の通話料金は諸外国に比べても高めである。


極論を言ってしまえば、日本の携帯は長く使うほど損だ。
半年に一度、機種変更するのが賢い使い方だ。
つまり年に二度の機種変更をしないと損をするのが日本の携帯電話市場なのであ
る。


で、今回出てきたのは「そろそろそういうの止めようよ」という話である。
中国に住んでいる私にとっては、いまさらどうでも良い事だが、日本の携帯市場
はもう成熟しきっちゃってるので、いつまでもインセンティブじゃきついんじゃ
ない?というのが正直な感想だ。


インセンティブ方式は携帯電話の急速な普及に貢献した。
最新機種が低価格で購入できるから、iモードなどのコンテンツサービスも一気
に普及した。日本を離れてだいぶ経つので詳しくは知らないが、テレビが見られ
るワンセグケータイもかなり普及しているものと思われる。
新しいサービスもそれに対応した機種が普及していればこそである。
もしインセンティブ制度が廃止されれば、機種変更を必要とする新しいサービス
はなかなか実行に移されなくなるかも知れない。


中国版iモードとも言えるMonternetは見事に失敗している。
周りでMonternetを使っている人をほとんど見たことがない。
現在販売されているほとんどの機種でMonternetは利用できるスペックを搭載し
ているが、Monternetの契約はオプションである。これでは普及するわけがない。
普及しなければ魅力的なコンテンツも増えない。魅力的なコンテンツが無ければ
普及しない・・・。負のスパイラルだ。


大連では着メロや待ち受け画面などは電脳市場(電子城)でインストールするの
が日常的である。50元も払えば、携帯電話のメモリーめいっぱいコンテンツをイ
ンストールしてくれる。自分でダウンロードするのはお金と時間の無駄、という
わけだ。


中国もインセンティブでやってたら、コンテンツビジネスで一儲けできたのにな
ぁ、と思う今日この頃である。
いや、契約した翌月から料金支払わず→携帯売却→終了 か・・・。
やっぱり日本は特別な市場だったんだ・・・。

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HN:
大連太郎
年齢:
54
性別:
男性
誕生日:
1970/06/09
職業:
技術職
趣味:
インターネット、DVD鑑賞
自己紹介:
中国大連開発区のとある印刷工場でお勤め中。
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